安西こずえに学ぶ、
着こなしの極意。 vol.5

プレス三谷麗子が日々リアルに感じている 「これ、どう着たらいい?」に、スタイリスト安西こずえさんがアンサー。
「こう着てみたら?」と、おしゃれの選択肢を提案するクロストーク連載です。
明日すぐに活かせる、着こなしのアイデアをキャッチ。

lesson of the week

LESSON OF THE WEEK

FRAY I.Dが今季提案する
“シーズンカラー”で始める秋コーデ

三谷:

「今季メインになってきそうなベージュトーンの着こなし。そのポイントとして使えそうな“ミント”は、FRAY I.Dでも注目のシーズンカラー。このジャケットも、ミントが気になってます」

安西:

「グリーンとブルーの中間で絶妙な色合いのミントは、今シーズンのポイントカラーとして最適。トレンド感もフェミニンさも両方兼ね備えてる色だから、大人も使いやすいと思う。三谷さんの言うようにベージュ系との相性すごくいいから、ジャケットみたいな主役級アイテムで取り入れても、変に浮いたり悪目立ちすることもなく、こんなふうにスッとなじむの。パステルカラー特有の甘さが気になるなって人は、パンツでスタイリングするといいかもね」

三谷:

「今までは何となく、インナーになるニットとか面積少なめの小物でトレンドカラーに挑戦!ってケースが多かったけど。この秋はジャケットとかパンツとか、メインになるアイテムで色を投入したい気分です。ミントなら、寒色だから甘さもそんなに気にならないですね」

安西:

「ミント×ベージュね。実際やってみたらきっと、思ってたより着やすい!ってなるはず。それと、秋冬はニットみたいにある程度重さがあって光を吸収するマットな素材感が多くなる。そのぶん、軽さとか女らしさにつながる透け感やツヤ感をプラスして、着こなしにメリハリを出すのがスタイリングの肝。今回はレースのハイネックブラウスを入れて洗練ムードに仕上げてみました」

in case of SKIRT

三谷:

「次はブラウン。普段もっぱら黒派な私ですが、濃いめで赤み寄りのラセットブラウンなら、黒感覚で着られて、しかも女っぽく見えそう♥とこの一枚に目が留まりました。ただ、実はカジュアルアイテム全般にやや苦手意識があって。カジュアル代表格のようなスエット地のプルオーバー、どう着こなしたら攻略できますか!?」

安西:

「言われてみたら確かに。三谷さんってカジュアルの基本みたいなスエットとかデニムのイメージそんなにないかも(笑)! それなら、むしろこのスエットいいと思うな。ネックラインがオフショルダーになってて、通常のスポーティなスエットとは一線を画すデザインだよね。片方の肩をのぞかせて、こんな感じでアンバランスショルダーにもできるの。トレンドのラセットブラウンとの相乗効果もあって、女っぽく着られる一枚」

三谷:

「アンバランスショルダー、いいですね! オフショルより気負いのない感じ。このアシンメトリーな見え方が今っぽいし、ほんのりモード感も出せる」

安西:

「そうそう。アシメ感、まさに今の気分だよね。三谷さんみたいな人は、オーセンティックな形のスエットじゃなく、あえてデザイン性があるものを意識して選んで。さらに“スエット”ってことに捉われず、ブラウスやニット感覚で合わせるといいのかも」

三谷:

「スエット、今まで単純に似合わないのかと思ってましたけど(笑)。スエット自体の“抜け感”みたいなムードは個人的に好きだったので、私ならではの選び方がわかってうれしい! 合わせのコツもあれば知りたいです」

安西:

「スエット特有のゆるっとしたラフな雰囲気に、他のアイテムを寄せないことかな。一見カジュアルなニットパンツも、きちんと感のあるセンタープレス入りをチョイス。それに、大ぶりのピアスにアクセサリー感覚のチェーンバッグ、メタリックブーツ。主張のあるアグレッシブな小物を点在させてパンチをきかせることで、全体にピリッとしたムードを演出。野暮ったさを感じさせない、まったりさせない。そのあたりが決め手ですね」

in case of SKIRT

三谷:

「ベージュって、そもそも定番の色みだと思うんですが。今シーズンは茶系がトレンドなのもあって、黒派の私もめずらしく心惹かれてます。そこで、トレンチ風のデザインが着映えする!と好評のこちらのスカートを選んでみました。安西さんならどう着こなしますか?」

安西:

「これ、透け感のあるプリーツとの切り替えになってて、しかもイレギュラーヘムなんだね? すそのレングスに長短があるぶん、何てことない動きもエレガントに見える気がする。確かに、これ一着でかなり着映えしそう。こういうキーピース的な服って、一着あると使えるよね。シンプルなニットを合わせるだけでサマになるから」

三谷:

「こんな感じのラベンダーとか、サックスブルーとか、それこそミントとか。色のあるシンプルなニット、すごく映えますね。私のトップスワードローブ、基本シンプルなものばかりなので、このスカートが加わったら重宝しそう!」

安西:

「色のあるトップスを合わせれば、スカートのデザイン性が際だって華やかに見える。一方で、白や黒、ニュートラルカラーを合わせると、トレンチ風デザインのコンサバ感が立ってきてかっちりした印象に見せられる。スカート自体はわりと主張強めなのに、結果オンもオフも両方いけちゃう。かなりレアな一着だと思う。ベージュって、合わせやすくて守備範囲も広いぶん、場合によっては地味に陥りやすい色みでもあって。だからこそ、こういうフレキシブルな優秀アイテムは数少ないんだよね。ということで、これ買いですよ~♥」

[STAFF]
Photography : Koji Sato [UM] / Styling : Kozue Anzai / Hair & Make-up : Maiko Inomata [TRON] / Edit & Text : Nao Manita [BIEI]

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