安西こずえに学ぶ、
着こなしの極意。 vol.9

プレス三谷麗子が日々リアルに感じている 「これ、どう着たらいい?」に、スタイリスト安西こずえさんがアンサー。
「こう着てみたら?」と、おしゃれの選択肢を提案するクロストーク連載です。
明日すぐに活かせる、着こなしのアイデアをキャッチ。

lesson of the week

LESSON OF THE WEEK

今年も人気継続のダウンコート。
カラバリ3色、どれを選ぶ?

三谷:

「毎年のヘビロテアウターといえばダウン!ってくらい、個人的には好きなアイテムです。保温性とか軽さといった機能面はもちろん、さっと羽織るだけで冬服コーデがキマりやすいというか。とにかくユースフル!」

安西:

「ダウンって、基本こういうシャカシャカした、ややツヤありの素材感でしょ? ニットとかウールパンツとか、冬服のメインになるマットなアイテムと合わせたときに、質感のコントラストがつくぶんコーデがぼんやりしないから、わりとサマになるんだよね~」

三谷:

「なるほど~! 比較的、何にでも合う気がするのは、そのメリハリ感あってこそなんですね。今年、FRAY I.Dで打ち出すのはショートダウン。昨年よりベーシックに全体的にコンパクトに仕上げてるから、すっきりと女性らしく着られるんですよ。で、迷うのが色ですよね(笑)」

安西:

「まずはベーシックな黒からね。ダウンって、やっぱり主張のあるアイテムだからさ。コーデがダウンに持ってかれるんだよ。場合によってはスポーティに陥りやすい。その傾向が顕著なのが、じつは万能と思われてる黒。だからこそ大人は女らしい装いに合わせたほうがいい」

三谷:

「確かに! 私が黒ダウンを着やすいと思うのは、ロングワンピみたいな、わりと女っぽいアイテムを好んで着てるからですかね?」

安西:

「そうそう。三谷さんの合わせ方がまさに理想形。今回も、ニットのロングワンピースで少しドレッシーさを意識しました。これ、FRAY I.Dの定番的なやつだよね?」

三谷:

「はい。セットアップっぽく見えるデザインだけど実はワンピで。そこが、ニットとはいえ適度なフォーマル感も演出できるポイントなんです。カシミア混のリッチな素材感も人気ですね」

安西:

「黒ダウンのインには、こんなふうに鮮やかなカラーを合わせるくらいのテンションが今っぽいと思うな。ダウンも一気に映えるよね。ワンピに限らず、ダウン以外、要はトップスとボトムを同色とか同系色でつなぐとIライン効果ですっきり見えるから、より洗練された印象で着こなせるはず。黒ダウンは、女らしさやエレガントさを意識すれば大概うまくいく!」

in case of SKIRT

安西:

「お次は白ね。白ダウンって、さらっとモード感出せるから個人的には結構オススメ!」

三谷:

「白ダウンは何となく敷居高そう……って気がしてましたが、実際に袖を通してみたらそんなことなかった! 黒とグレーをプラスして、モノトーンでスタイリングしてくれた感じもすごく好きです。自分でもやってみたい!」

安西:

「モノトーン合わせ、三谷さんらしいかなって思ったんだよね。これが白のニットガウンやニットカーデだと、ほっこりしちゃって野暮ったくなる可能性もある。クリーンでスタイリッシュさのある白ダウンだから、コーデの雰囲気がシャープに寄って洒落た感じに見えるんだと思う」

三谷:

「デザイン性のあるスカートを合わせてるのに、すっきりモダンにまとまってるのも白ダウン効果ですかね?」

安西:

「このツイードのチェックスカート可愛いと思った! バイアス状にボタンがついてたりイレギュラーヘムだったり。デザイン性高いんだけど、そのぶん色合い的にシックなのがいい。とはいえ、確かに主張するアイテムではあるよね。だからこそダウンって思ったの。ダウンコートっていう、アイテム自体ベーシックなものと合わせることで落ち着くかなと。しかも、このくらいパキッとした鮮烈な白ならスカートのデザイン性に負けない存在感あるしね。あ、白ダウンって、柄モノとのマッチングもいい感じなのよ。花柄とかドットとか、甘くなりすぎなくていいよ」

in case of SKIRT

三谷:

「普段は黒派の私も、今季はトレンドなのもあってベージュ~ブラウン系の着こなしが気分なんですが。ボルドーのダウン、ベージュとの相性バツグンですね!」

安西:

「でしょ? すごく華やかに見えるよね。エレガントな雰囲気も出るし。ボルドーって若干老けて見えそう、とか苦手意識ある人も結構いるかもだけど、全然そんなことないよ~」

三谷:

「ホントですね。うっかり私もその一人でした(笑)。今年は、ダウンを脱・カジュアルに女らしく着たいなと画策中なので。このボルドー、私の中でかなり急上昇してます」

安西:

「え~、なんかうれしい。何度もしつこいようだけど、ダウンを着るときは洗練とかモード感を意識したいんだよね。今回でいうと、トップスの重ね着がそれ。ハイネックのプルオーバーとコーデュロイパンツ、どっちもベージュトーンで色みを合わせて、まず全体をすっきり見せてて。あ、小物もベージュトーンにして視線が散漫しないようにしてます。その上にワンショルダーのビスチェをプラスしてるの。レイヤードでひと手間かけることで、モダンさとかモード感を添えてます。ダウンで洒落るには、やっぱりドレスアップ感覚で着こなすってことが重要かな」

[STAFF]
Photography : Koji Sato [UM] / Styling : Kozue Anzai / Hair & Make-up : Maiko Inomata [TRON] / Edit & Text : Nao Manita [BIEI]

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