安西こずえに学ぶ、
着こなしの極意。 vol.12

プレス三谷麗子が日々リアルに感じている 「これ、どう着たらいい?」に、スタイリスト安西こずえさんがアンサー。
「こう着てみたら?」と、おしゃれの選択肢を提案するクロストーク連載です。
明日すぐに活かせる、着こなしのアイデアをキャッチ。

lesson of the week

LESSON OF THE WEEK

シーン別でシミュレーション。
洒落たオケージョンスタイルって?

for PARTY

安西:

「早いものでもうすぐ11月。そろそろ、年末を意識し始める時期だね~。ファッション的にいうと、パーティとか、ちょっとした食事会とか。普段よりドレスアップして出かける機会も増える。いざとなって、何着ていけばいいの~!?って困ること、結構あるよね(笑)。そうならないためにも、賢い大人はその手のシーンに対応できる服を前もって準備しておくべし!」

三谷:

「いざ!って時に限って、買いに行く時間なかったりしますもんね(笑)。オケージョン対応のアイテムは、もともとFRAY I.Dの得意分野でもあって。実はブランドデビュー時から、シーズン問わず売れ筋をキープしてる人気のラインなんです。今回は3つのシーンを想定して、それぞれにフィットするスタイルを提案していただきたいなと」

安西:

「まずは結婚式の二次会とか含めた、いわゆるパーティ的なシチュエーション全般向けに。いちばん幅広く対応できそうだな~と思ったのが、このプリントドレス。ベースカラーと同系色のプリントなのがシックで、着るといい感じにヴィンテージライクなんだよね。ハイウエストでギャザー切り替えになってるのも、スタイルアップして見えるポイント!」

三谷:

「リラックス感のある、ゆったりシルエットがまたいいですよね。こなれた感じというか」

安西:

「そうそう。力の入りすぎてないパーティスタイルが今っぽくていいなって。そのぶん、ブルーのコートをあえてノーカラーにして、さりげなくフォーマル感を演出してます。襟つきだとデイリー仕様というか、ややカジュアル寄りに見えがちだから、ここはノーカラーがベター。コート、ガウンっぽく肩がけにしても可愛いよね。海外セレブのスナップでよく見るような、バサッと羽織ってきました~的な感じ。で、足元はやっぱりパンプスがいい。ブーツより断然ドレスアップ感が増すからね」

at RESTAURANT

三谷:

「次のシチュエーションは、会食とか打ち上げとか、忘年会とか。比較的、小規模の集まりをイメージしてます。とはいえ、レストランや料亭みたいな、いつもよりちょっとハイソなお店に行く感じ。ひとつめよりもカジュアルなシーンを想定してもらえるといいかなって」

安西:

「なるほどね~。となると、このロングスカートはどう? タフタ素材特有のエレガントな光沢がフォーマル感あっていいなと思って。これ、合わせ方次第でデイリーにも使えるしね。例えばロンTとかニットとか、そのあたりのラフなトップスを持ってきてカジュアルダウンさせるの。キレイめもいけて両極で着こなせるから、実際かなり使えると思うな」

三谷:

「このスカート、一見ラッフルが段々に重なったティアードのようでいて、よく見ると違うんですよ。ギャザーが出るようにステッチを施してて、裾だけプリーツ加工。要はティアード風のデザインなんです。だから、いい意味でフェミニンすぎない。甘さが抑えられてるぶん、ハンサムな印象で着られるのが魅力だと思います」

安西:

「デザイン性はあるんだけど、仰々しさがない。その絶妙な感じがキレイめにもカジュアルにもいける決め手かもね。今回はフォーマル感を意識して黒をチョイス。トップスには、FRAY I.Dといえばこれ!っていう代名詞的存在のカメリアシャツを。これ、襟を後ろに抜いて着たときの立体的なシルエットが最高なんだよね~」

三谷:

「デザイン性はあるんだけど、仰々しさがない。その絶妙な感じがキレイめにもカジュアルにもいける決め手かもね。今回はフォーマル感を意識して黒をチョイス。トップスには、FRAY I.Dといえばこれ!っていう代名詞的存在のカメリアシャツを。これ、襟を後ろに抜いて着たときの立体的なシルエットが最高なんだよね~」

安西:

「このシャツ、とろみのある素材感でほんのり光沢もあるでしょ? シャツもスカートも共に、光沢があって落ち感のある素材を選んでるのね。その相乗効果が、まず優雅なムードを演出するカギ。その光沢感とか落ち感で魅せるエレガントな感じをもっと際立てたくて、後ろだけアウトさせて余韻を持たせたの。動くたびにシャツの裾とスカートの裾、両方がひらって揺れてムーディだよね。フォーマル感を意識しすぎて変にきちんとウエストインするよりも、こっちのほうが抜け感あって今っぽい気がします」

for CEREMONY

三谷:

「最後のシーンは、結婚式とかお祝い事のセレモニー系。それ相応のきちんと感と華やかさが必要な、今回の中でいちばんドレスアップすべき日っていう設定です。このレースドレス、他にネイビーとブラックがある3色展開なんですが、安西さんはブラウン押しなんですね!」

安西:

「複数のパターンのレースをパネルで切り替えてる、高級感たっぷりのデザイン。見た瞬間ビビビ!ってきた(笑)。どのカラーも素敵で迷ったんだけど、個人的にはブラウンが今年らしくて新鮮かなって。あとはね、大好きなブラウン×パープルの配色がやりたかったのもある。ブラウン同様、巾着フォルムのバッグも今年らしさの象徴。青み系のパープルいいわ~」

三谷:

「ブラウンに小物でパープルを持ってくる配色バランス、鮮度高めで私もぐっときました。FRAY I.Dのレースドレスって、子供っぽさや甘さとは一線を画す“センシュアルな女性らしさ”が持ち味だと思うんです。今シーズンはナローシルエットを意識してるぶん、例年よりも膨らみの少ないすっきりとしたシルエットになっていて。洗練された印象に見せてくれると思います」

安西:

「襟ぐりと袖口に、さりげな~くベロア×チュールのパイピングがされてるんだけど。こういう細かい部分の装飾感がさ、ドレス全体の雰囲気を高めるのにきいてくるんだよね。インナーを抜いてレースドレスのみでレイヤードに使うのもいいかも。それこそ、ワイドパンツとかデニムをインに重ねたりね。そう思うと、着まわしもきいてかなり実用的だね」

三谷:

「はい。オケージョンアイテムのクオリティの高さには、お陰様で毎シーズン定評をいただいてまして(笑)。このインナーも、胸元の計算されたカッティングとか、サイドにちゃんとスリットが入ってたりとか。細部まで抜かりなく考えて作られてるんです。個人的には、袖の絶妙なレングスも好きですね」

安西:

「このくらい袖丈があれば、結婚式とかフォーマルな席でも羽織りナシで一枚で着られるもんね。そのあたりの実用性もさすが~。仕上げに、ゴールドの大振りイヤリングで華やかさを後押ししたら、足元は黒パンプスで締める。王道の黒パンプスもさ、こんなふうにストラップがキャッチーだったり、遊び心のある硬すぎないデザインのものを選ぶのが肝心ね」

[STAFF]
Photography : Koji Sato [UM] / Styling : Kozue Anzai / Hair & Make-up : Maiko Inomata [TRON] / Edit & Text : Nao Manita [BIEI]

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