「私も、働く30代」プレス三谷麗子が考える

“忙しくても素敵”をかなえる
20のアイディア
vol.8

仕事やデート、女子会やお呼ばれなど、働く女性の毎日は何かと忙しいもの。
そんな様々なシーンをいつだって素敵に見せるための “ちょっとしたこと” を、プレス三谷麗子がご紹介する連載企画。
人と会う機会の多い年末年始、着るものに悩む春先に向けての約3カ月間にわたって、
配色や小物、スタイルアップのバランスまで、
おしゃれに見せるあれこれを20のアイディアでお答えします。

お悩み
気づけば、似たような服ばかり。
どうすれば印象は変わりますか?

Answer 1

“好きなもの” は変えずに
小さなアップデートに挑戦!

「基本的に“好きなもの”は変わらないですよね。私もつい手に取ってしまう服はありますが、今年に入ってから少しずつ好みが変化して、これまでは選ばなかったようなコンサバなアイテムにも目が留まるようになりました。シンプルだけどどこかシルエットをきれいに魅せてくれるようなポイントのある服が好きで、今回のトレンチはまさにそういったアイテムです」

「王道のトレンチのように見えますが、実はサイドから後ろにかけてプリーツを配したデザイン。裾が揺れることでかっちりとしたトレンチも、動きのあるドラマチックな雰囲気へ変わり、表情は一新します。またトレンチの多くはベージュですが、こちらは少し明るめのアイボリー。ベージュと大差ないのでこれまでのように着こなすことができ、それでいて肌色を明るく見せてくれるという利点もあります。軽やかなムードをまとった新顔のトレンチだからこそ、こんな風に色もちょっと軽くアップデートしてみるのもいいですね」

Answer 2

大人のフェミニンは
辛さもほどよく取り入れて

「レースや花柄といったフェミニンなお洋服がお好きな方も、選び方や着こなし次第でイメージを変えることができます。たとえばブラックやブラウンといった深い色にするだけでもずいぶん甘さが抑えられますし、シンプルなものとだけ合わせるのではなく、時にはこんなふうに柄同士を合わせるのもアリだと思います」

「このブラウスもスカートも人気のアイテムですが、FRAY I.Dではレースにもどこかスパイシーな要素を落とし込んでいたり、花柄のスカートでも女っぽいIラインシルエットや落ち感のある素材を使っていたりと、甘さと辛さを兼ね備えたアイテムが多いので、大人の方にも着やすいはずです。代わり映えしないと思ったら、どこかに1点シャープに見えるポイントを作るのもおすすめ。デザインでもシルエットでも、メリハリをつけるだけで女らしさは格段に増すはずです」

[STAFF]
Photography : Masaki Sone [PEACE MONKEY]Styling : Chisato Takagi
Hair & Make-up : Kokoro Yusa [PEACE MONKEY]Composition & Text : Machi Ito