ニューノーマルな日常の

「新スタンダード」

― プレス三谷麗子が着る冬の20 LOOKS ―

vol.5

ライフスタイルも働き方も、さまざまなことがリセットされた今、
服選びの基準も大きく変わりつつあります。
着心地がよくて、でもちゃんと女っぽくきれいに見えて……。
自然と手が伸びるのは、そんな気持ちから満たされる服。
不安定な日々を前向きに過ごすすべての女性に、
FRAY I.Dが提案する新しいおしゃれのかたち。

LOOK.  17

シーンレスで洗練見えを狙うなら
曖昧色のロングコートが効果アリ

冬のコーディネートの主役になるコート。出がけに“印象を纏う”という意味でも、色選びは大切にしたいところ。例えば、このコートのようなベージュとグレーの中間のようなニュートラルな色み。女性らしい柔らかな雰囲気に加え、知的さも纏うことができる、大人におすすめのカラーです。

このコートは、ヘリンボーンのような表情のある素材のため、曖昧な色でもボンヤリとせず奥行きのあるスタイルに仕上がります。繊細な色を、大きめの襟がマニッシュなコートで楽しむ。それもまた粋。真冬は大判のストールを無造作に巻きつけて、リラックスした雰囲気で着こなすのも心地いい。

コートのなかも同系色で揃えたワントーンの着こなしが旬。淡いトーンでまとめるとリュクス感が引き立ちます。こんなふうに上下同素材のセットアップなら色合わせに迷う必要もなく簡単! 風合いのあるウールフラノはどこか温かみがあって、冬も活躍するアイテムです。程よいオーバーサイズのシャツは、CPOジャケット感覚で羽織ることもできて優秀。パンツは絶妙なフレア具合で、ぐっと脚長に見える逸品です。

LOOK.  18

繊細な表情のワンピースで叶える
アンニュイな女らしさ

今年は、冬でもシアーな質感がトレンドの兆し。とりわけニットとレイヤードしやすいしなやかなワンピースは、今の時期から春までロングシーズン使える“推し”アイテムのひとつです。発売したばかりのこちらのワンピースは、オリエンタルなタイル柄を織りで表現した繊細さが魅力。その独特の風合いと柄の表情は、国内有数のテキスタイル産地・桐生の職人による技術力の賜物。肌に透明感を与えるシアーなミントグリーンもポイントです。

そしてなんといっても、このとろけるような質感。優雅に揺らめくさまは、どこまでもエレガントに映ります。しっとりとした肌ざわりもやみつきになるはず。こういった落ち感のあるシアーなワンピースは、ともすれば単調に見えてしまうけれど、さりげない柄や両サイドに施したV字プリーツが華やかさを底上げ。首元の細いタイもアクセントになっています。リボン結びはせずに無造作に垂らして。引き算したあしらいが、大人のバランスで着こなすコツ。

LOOK.  19

大人が照れずに楽しめる
微糖仕上げのラクーンニット

FRAY I.Dでは、今季もニットが豊作。なかでも、女っぽい雰囲気を存分に味わいたいならフワフワと毛足の長いニットがいちおしです。こちらのニットは、ラクーン100パーセント。ふっくらとボリュームがあって、とにかくソフトで気持ちいい。この素材特有の毛足の長さが、甘く優しげな印象をもたらします。リブ編みでほのかなカジュアル感をプラスし、飽きのこない甘さが、大人の日常にぴったり。形はシンプルながら着たときのフォルムの美しさも追求しています。

素材に表情があるニットは、ボトムとのワンツーでニュアンスのあるおしゃれが完成するのも優秀です。今回は、バックベンツを効かせたフレアパンツを合わせて。キャメルとくすみピンクの遊び心のある配色も手伝って、シンプルだけどトレンド感のあるスタイルに。バランスのとりやすい着丈にもこだわっているので、スカートとも相性抜群。例えば、エコレザースカートなど、ちょっと辛めを意識した合わせがおすすめ!

LOOK.  20

ふとした瞬間の“抜け”が
あざとさゼロの色気を呼び込む

オーバーサイズのニットをゆるっと着る色っぽさは格別。襟足を少し抜いて着ると、髪の隙間からときおりのぞく素肌に、そこはかとない女らしさを醸します。“いかにも”にならないのは、ざっくりしたローゲージの風合いやリブ編みの程よいカジュアル感のおかげ。飾らないムードが、好感度の高い女らしさをもたらします。1枚で着てもいいし、なかに薄手のタートルやロンTを仕込んでも。着こなしの幅も広いんです。

さらに、このニットはイタリア製の糸ならではの上質な風合いも特徴。深みのあるダークネイビーにラメ糸が品よく煌めいて、日常にすんなりなじむ華やぎも忍ばせています。ボトムは、あえて明るい色ではなく、シャープな黒で凛とした強さを。エッジのあるエコレザーの質感もあって、ナチュラルなローゲージニットにモードな表情が加わります。

[STAFF]
Photography : Masaki Sone [PEACE MONKEY]
/ Videography : Tsutomu Shiroki [PEACE MONKEY]
/ Styling : Chisato Takagi
Hair & Make-up : Cocoro Yusa [PEACE MONKEY]
/ Composition & Text : Yoko Enomoto

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