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今季のFRAY I.Dがプッシュするのは、 上質で女らしいムードのなかにモードコンシャスなディテールが光るコレクション。 数ある新作からプレス三谷がピックアップした“推し”アイテムとその着こなしを、 この秋を彩る3つのキーワードとともにご紹介します。
今シーズンのコレクションを語るうえで欠かせないのが、リッチでリラクシーなムード。深まる秋に調和する大人の余裕漂う6スタイルにフォーカス。
見た目は高感度、体はフリーに。
“着映えワンツー”の決定版
今季もボリュームシルエット熱は引き続き健在。衿元と袖がたっぷりとしたニットとドラマチックな光沢フレアスカートの組み合わせは、心地よさと旬を叶える最強コンビ。ニットは計算されたクロップド丈が優秀で、ボトムを問わず簡単に“今”のバランスに仕上がるのはもちろん、重心が上がってスタイルアップも。思わず手が伸びる1枚です。
いっそうノーブルに進化!
人気バイカラーコートの最新
毎シーズン予約段階で完売することもあるベストセラーコートがバージョンアップ!よりグレードの高いウールカシミヤが使われ、前回より着丈も長めに。しっとり滑らかな質感と贅沢な着心地がやみつきになります。展開する3色のなかで私が特に気に入ったのは、遊び心のあるブルーとシックに装えるグレーのコンビネーション。表裏で印象が一変し、シーンごとに着回せる二面性が頼もしいんです。
ビッグカラーで遊んで。
半歩先ゆく大人の抜け感コーデ
ふんわりとリッチな風合いのリバーコートは、肩を覆うほど大胆な衿がモードな表情。昨年から人気のデザインですが、今回はフードの取りはずしができるようになり、着こなしの幅が広がりました。今年はエレガントに着るというより、サイドにフェイクレザーのラインが入った辛口なパンツでクールに振って、飾らない女っぽさを楽しみたいですね。
無造作も、カチッとも。
“決まりのいい”コートであか抜ける
マニッシュにバサッと羽織ってもかっこいいし、“ちゃんと”着て衿を立ててもスタイリッシュ。このコートを着たときに気分が高まるのは、どんなふうに着てもサマになるからなんです。グレーともベージュともいえない絶妙なモカカラーを引き立たせたくて、ワンピもあえて同じトーンに。一歩引いた配色が、ひときわ上質に見せてくれる気がするんです。
フォルムコンシャスなワンピで
女らしさに自信を
デコルテのクロスデザインやたゆむ袖、マーメイドシルエットなど、全体の緩急が巧みに計算されているから、驚くほど体がきれいに見えて、いつ誰と会うときも臆すことなく着られる理想の1枚。ざっくりとしたリブ編みに程よい抜けがあって、ムリなく色気を楽しみたい大人心にしっくりきます。
大人のリラックス感極まる
ガウンライクなコートが使える
昨年大ヒットしたフード付きコートがショールカラーにアップデートされ、ますますムーディーに大人っぽく。しなやかな素材感が生む肩に沿ってしなやかに落ちるラインがとびきり優雅で、デイリーな着こなしもすんなりとクラスアップしてくれるんです。一方で、力まないコンフォートさもこのコートの魅力。例えば、パリッとモードな衿付きのシャツワンピースにやわらかな女らしさをプラスしたいときにも有効です。
[STAFF] Photography : Masaki Sone [PEACE MONKEY] / Videography : Tsutomu Shiroki [PEACE MONKEY] / Styling : Chisato Takagi Hair & Make-up : KIKKU / Composition & Text : Yoko Enomoto [TENT]
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