神崎恵の今――。 醸すのは“自然体の女らしさ” 神崎恵の今――。 醸すのは“自然体の女らしさ”

忙しない日々のなかで、
美しさを更新し続ける美容家の神崎恵さん。
溢れかえるものや情報に惑わされがちな今、
ルックス、ファッション、立ち振る舞いに至るまで、
どうしてそんなにも自然体でいられるのか――。
誰もが理想とする芯の通ったしなやかさのわけを、
神崎さん自身の言葉から紐解く
短期ファッション連載がスタート。

This articles KEY WORDS

大事にしているのは、

滲みでるような“空気感”

私が“綺麗”と感じるのは、
その人をとり巻く空気感が美しいひと。
例えるならそれは、ワンシーンだけでは
語り尽くせない映画に似ています。
ファッションも、
そんな目には見えないムードを大切にしたい。
だから、服、小物、ヘアメイク、
それぞれを点ではなくそれぞれを繋ぐようにイメージし、
トータルバランスに意識を向けています。

#01
One-tone

自分をとり巻く空気感に、色も大きく作用する。
取り入れやすいブラック&ベージュのワントーン、
神崎さん流の楽しみ方は? 

思わず目を引く、
ツヤ×色が織りなす
“まろやかな発光感”

バランスを考えないと品を欠いてしまうこともあるツヤ素材。
このスタイルは、柔らかな光沢と絶妙なベージュの
“まろやかな発光感”がとても素敵です。
女性を特別に見せてくれる色とツヤだな、と感じました。
体のラインに気持ちよく沿うIラインのスカートも好み。
スレンダーなので、トップスのデザイン性がぐっと引き立つと思います。

凛とした黒に女っぽさをひとさじ。
このバランスがしっくりきます

Knit tops ¥23,100,
Pants ¥9,900,
Hair cuffs ¥4,950,
Pierced earrings ¥4,950,
Bag ¥12,100,
Shoes ¥20,900

潔い女らしさをだせる黒は、普段からよく着るなじみ深い色。
全身ブラックとなるととにかくシンプルになりがちですが、
トップスのラッフルで女らしい動きが加わって華やかですね。
靴や小物でアクセントを効かせなくても、
このトップス1枚だけで雰囲気が完成されます。
色はシャープ、ディテールは甘い、この組み合わせも大好きなんです。

Profile

神崎 恵(かんざきめぐみ)
1975年生まれ。人気美容家であり、3人の息子の母。
美容誌をはじめ、幅広い世代の女性誌に連載をもち、
イベント出演や美容アイテムのプロデュースなど、その活動は多岐に渡る。
公式Instagram( @megumi_kanzaki )で更新されるライフスタイルやファッションの注目度も高く、美容家という枠を超えて活躍中。
「神崎CARE」(ワニブックス)、「服が似合う顔が欲しい」(大和書房)など、著書も多数。

ALL ITEMS

[STAFF]
Model : Megumi Kanzaki
/ Photography : Masaya Tanaka [TRON]
/ Styling : Kei Shirahata [LOVABLE]
Hair & Make-up : Ai Inuki [AGEE]
/ Edit & Text : Yoko Enomoto [TENT]

ARCHIVE