「人の目線よりも自分に目を向けて、
服を着てもいいと思うんです。
だから私も“好きなもの”を着ています」

――そんな神崎 恵さんにとって欠かせない
“好きなもの”として、
今季のワードローブに仲間入りした
FRAY I.Dの新作の数々。

彼女の持つ雰囲気そのままに、
彼女が愛するアイテムもまた美しく、しなやかで、
女性らしさを満たしてくれるものばかり。

冬に向けて、リアルに購入した8着を中心に、
神崎さん流の楽しみ方がつまった
大人のためのコーディネート術をご紹介します。

#06Real Buying Item

上品なピンクで大人にも着やすい

「ウールトレンチリバーコート」

ベビーピンクのような色が可愛いコートは、
実はふだんはあまりピンクを着ない私も
思わず手に取ってしまった一着。
大人になると、肌の色も少しずつ変化して
“似合うピンク”を見つけるのが
難しかったりもするのですが、
これはみなさん、お肌がきれいに見えて
着やすい色なのではと思います

今日は中に少しメンズライクな
ジャケットのセットアップを合わせましたが、
甘く着ることが多いピンクだからこそ
ハンサムなものと合わせると、すごく素敵!
やわらかなウールの質感を生かして
コートの上から手持ちのベルトを巻いてみたり、
着方でひと工夫してもよさそうですね

#07Real Buying Item

大好きなスタンドカラーも欠かせない定番

「ボリュームスリーブコート」

髪の毛をざくっと入れてもいいし、
顔を半分くらい隠して着るのも好き……
コートは“襟が立つ”タイプも大好きなんです。
余裕のあるシルエットも相まって、埋もれるような
独特の可愛いニュアンスが出ますよね

コートの中にはニットチュニックを。
ニットは毎年さまざまなものをそろえますが、
シルエットといい、ざっくり感といい、長さといい、
今季はこちらもお気に入りのひとつ。
前回の記事でもお伝えしたように、
今年はボリューム×ボリュームのバランスで
着るのが気分。
05で着ていたレザーの
フレアスカートとも相性がよさそうですし、
そこに流行りの赤っぽいマットなリップなどを
合わせても素敵に楽しめそうです

#08Real Buying Item

大胆なボリューム袖に気分も上がる

「ラッフルカラーパフブラウス」

手が動く所作って本当にきれいですし、
袖にデザインがあることで目が離せなくなったり、
つい見てしまう一瞬に変わることも……。
だから、私の中で袖はとても重要なディテール。
お洋服の中で自分がいちばん目にする
ところでもあるので、
“気持ち”みたいなものを
もらえる気もするんです

鮮やかなカラーパンツと合わせても
ブラウスにハリ感があるので、
04のニット×カラーパンツのときとはまた違った
空気感に。
白いパンツと合わせて
冬にあえてのオール白でも可愛いですし、
ベージュで少しやわらかいトーンにしても。
甘いけれど、甘くなりすぎないブラウスだからこそ、
いろいろと挑戦したいなと思います

Profile

神崎 恵(かんざきめぐみ)
1975年生まれ。人気美容家であり、3人の息子の母。
幅広い世代の女性誌に連載をもち、イベント出演や美容アイテムのプロデュースなど、その活動は多岐に渡る。
公式Instagram(@megumi_kanzaki)で更新されるライフスタイルやファッションの注目度も高く、美容家という枠を超えて活躍中。
「神崎CARE」(ワニブックス)、「服が似合う顔が欲しい」(大和書房)、10月9日に発売された最新刊「老けない美容、老ける美容」(講談社)など、著書も多数。

ALL ITEMS

[STAFF]
Model : Megumi Kanzaki / Photography : Gori Kuramoto [Pygmy Company] / Styling : Yasuko Ishizeki
Hair : Dai Michishita [Sun and Soil] / Make-up : Aiko Ono / Edit & Text : Machi Ito

[STAFF]
Model : Megumi Kanzaki
Photography : Gori Kuramoto [Pygmy Company]
Styling : Yasuko Ishizeki
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Make-up : Aiko Ono
Edit & Text : Machi Ito

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