目新しいものが出始め、気分も変わるこの時期。
着方や取り入れるものが変わるから、
それぞれをどう着るのかも大事。
それは、ただ身にまとうだけではなく、
アイテムの特徴や組み合わせを意識して
スタイルの鮮度を上げること。
着るたびに新鮮な気持ちになれて、
秋の季節も長くコーディネートを楽しめます。
そのヒントを、プレスの阿部友里那が
4回にわたってご紹介します。

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女性らしさを象徴するフリルや花柄のアイテムは、
身にまとうだけで華やかになるので、
色やシルエットなど甘さの中に
どこかシャープな要素をつくるのがポイント。
デザインによってはそぎ落とすくらいが、
甘さが引き立ち大人っぽい装いへシフトできます。

「曲線×直線のモダンなシルエット」

「曲線×直線のモダンなシルエット」

肩先が隠れるほどの大きなラッフルがラグジュアリーなブラウスは、
カジュアルライクなスカートでドレスダウン。
トップスを主役にシンプルにまとめるくらいが都会的に。
スカートのストレートシルエットが、
縦のラインを強調して目線を引き上げてくれるので、
スタイルアップにも繋がります。

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「シャツを引っかけるように重ねる」

「シャツを引っかけるように重ねる」

総柄プリント×イエローカラーのワンピースは、
首元のシャーリングデザインも相まって愛嬌のある1枚。
濃厚なブラウンのシアーシャツをプラスして落ち着いた印象をキープして。
あえてストールのようにラフに羽織ることで、ニュアンスのあるスタイルに。
簡単に着映えるワンピースを1枚で完結させないのも1つの手法です。

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「主張を抑えた大人の甘さ」

「主張を抑えた大人の甘さ」

黒と黒の組み合わせには、装飾と素材で強さを中和させてビターな甘さに。
トップスは、フリルスリーブが特徴の袖コンシャスなニット。
袖を通すだけで華やかかつスタイルに立体感をもたらします。
ボトムは、とろみと光沢感のある素材のトラウザーパンツ。
足首を締めるとメリハリがついて、より女っぽさが加わります。

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「正統派な白で媚びない女らしさ」

「正統派な白で媚びない女らしさ」

肩から袖口にかけて緩やかなカーブを描くバルーンスリーブのブラウスと
ウエストからしなやかに広がるナロースカート。
甘さは丸みのある袖の形にとどめて、
マーメイドシルエットで大人っぽくエレガントな方向へ。
トップスの襟とクリアな白色が、クラシカルな印象を与えてくれるので、
多少盛り込んでも程よい甘さに仕上がります。

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[STAFF]
Photography : Tsutomu Shiroki [PEACE MONKEY]
/ Stylist : Aika Fukushima [LOVABLE]
Hair & Make-up : KIKKU /
Text : Yuko Fujimoto [White Agency]

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